暮らしの顛末(くまくまコアラ)

50代サラリーマン、趣味は1人旅、バイクツーリング、写真撮影、温泉、銭湯巡り。 古い町並みが好きで歴史を感じる関西の各所をブログで紹介しています Canon EOS RとRICOH GR IIIを愛用して観光地巡りやら旅行、アウトドアで風景写真やらを撮っているミニマリストのブログ。 愛車は1号機DAHONのRoute。2号機Kawasaki Versys-X250。3号機TOYOTA のプリウス

こんな時どう対応すればいいのか?テーブルを無言でハイジャックされた件。

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今日の出来事です。

ずうずうしいとか、マナーとかそのような事に気をもんでいるのではありません。
相手の心理を読みながら1歩、2歩先の思いやりや配慮を考察するに至る出来事があったので、書き綴ってみたいと思います。

 

その出来事とは

それはとあるサービスエリアで昼食をしていた時の事。

私は遠方へ営業に向かうため車で高速道路を運転していました。

高速道路に乗る前から、今日のランチは◯◯サービスエリアでたこ焼き8個、明石焼き8個を食べようと考えていて、それは予定通りなったわけなんですが。

車を運転すること約1時間程度。

◯◯サービスエリアに到着。

時間は12時ちょっと前。
ここのサービスエリアは大変混雑することで有名な場所。

早速、車を駐車し、食事をするため館内へ。

まだそれほど混雑した様子じゃない。
テーブルは探さずともあちらこちら空いている状態。
食事の注文を済ませ、たこ焼き8個、明石焼き8個を手にして、まだまだ空きのあるテーブル席へ。

 

ここは最小テーブルが4人がけ。
お一人様ですが、4人テーブルを占領するしかないんです。

 

で、スマホいじりながら明石焼きから食べ始める。
明石焼きを食べ終えると今度はたこ焼きに手を伸ばす。

ふと周りを見渡すと団体客などで混雑してきたもよう。

そんな中、4つ目のたこ焼きを頬張った時だった。

 

私が座っているデーブルの向かい席に荷物がドンと置かれた。
その横の椅子にも荷物がドン!

 

おやっと思って、スマホから目を上げてみると60代ぐらいのおばちゃんが2人が立っていた。
「あっ!これは相席希望者だな・・・」そう思った私。

きっと「相席いいですか?」と声が掛かることだろうと思い、
「どうぞ。どうぞ。」と返事が出来るよう、口の中に頬張っていたたこ焼きを早急に飲み込もうとしていた。


だが、待てども一向に声が掛からない。
それどころか、荷物を置いてカウンターに食事の注文に向かった。

「はてな?これは一旦注文をしてから戻ってきて声をかけてくれるのかな?」なんて思っておりましたが・・・


席の戻ってきたおばちゃん達。
私の前で突っ立ったまま。
そこへ旦那さんだろうか?
60代のおっちゃんが登場。
おっちゃんが手に持っていた食券を私のデーブルに置き、同じく突っ立っている状態。

 

「ん!4人テーブルで3人仲間が相席っていうのは私が気まずいなぁ。」

 

なんて思っていると、テーブルに置いてあるたこ焼きの皿をチラチラ見るような視線を感じる。

たこ焼きは残り4個。
ってもしかして、そこで私は気づいた!

 

「え!そういうことなの・・・」
「早く食べ終えて席が譲られるのを無言で待っているって事」

 

いやいや、そりゃ譲るけどちょっと待ってよ。

 

確かに傍目からすると後たこ焼き4つ。
すでに明石焼きの皿は空だ。
そろそろ食べ終えるように見えるだろう。

 

でも猫舌の私に取ってたこ焼き4つはそれなりに消費するのに時間が掛かるわけですよ。
ましてやコーヒーだって残っている。

 

せめて初めに「食事後にテーブルを譲っていただけますか?」と声を掛けてくれてなら。

私は「はいどうぞ、2分~3分ほどで席を空けますからちょっと待っててくださいね。」って言えるのに。


私は5つ目のたこ焼きを頬張りながら考える。

おばちゃん達はすでに食事の注文をし終えている。
簡単なものならすぐにテーブルに運ばれて来るだろう。
もしこのタイミングでおばちゃん達が頼んだ食事がテーブルに運ばれると・・・
私は意固地になってゆっくりと食べているのではと思わるのではなかろうか。

 

いやいやそれは誤解だ。猫舌なのだよ。
たこ焼き4つと言えども数十秒でササッと食べれる訳なかろう。

いっそこのまま食べ残して立ち去ろうとも考えたが・・・
それはそれで角が立つのではなかろうか。

 

ならば自分から「もうちょっと待って下さいね。」って声を掛けようか。
いやいやそれはそれで何だかちょっと嫌味っぽいかも。

 

なんてあれやこれやどう配慮すればいいのか思考が巡る。
もうスマホをいじっている余裕はない。

 

おばちゃん達もあからさまに厨房と、私のテーブルのたこ焼きを交互に見る。

予想するにおばちゃん達の心理は「早く食べ終えないと、私たちが注文した品が来ちゃうじゃないのよ。そうなるとさらに気まずいでしょ。」
おばちゃん達も気が気でない様子。

多分、見た目の雰囲気だけで「あっもう食べ終えそうだ!」。
ちょっと注文に行ってくる間にきっと食べ終えているあろうと感覚だけで思ったんだろうね。

思いのほか注文がスムーズに終わり、テーブルに戻ってくるとまだ4つもたこ焼きが残っている事に対して、計算が甘かったのかな。

「ああ、3人が目の前に突っ立ってられると気まずいな~。無言だし。」
そう思いながらそそくさと6つ目のたこ焼きを頬張る。

残り2つ。

おばちゃん達が注文した食事はまだ来ない。

7つ目のたこ焼きを頬張る。
無言の圧力を感じながら・・・

おばちゃん達が注文した食事はまだ来ない。

いよいよ最後、8つ目のたこ焼きを頬張る。
急いでコーヒーを飲む。

セーフ!ついにおばちゃん達が頼んだメニューがテーブルに来る前に食べ終えることが出来た。

そして私はそそくさとテーブルを後にした。

 

 

こんな時どういう配慮をすればいいのだろう

譲り合いとは本来は気持ちの良いものだと思う訳ですが・・・

今回のような譲り合いは何とも後味が悪く、相手がどのように思っているのかすら分からずじまいなわけです。

相手方はそもそもテーブルを譲ってもらうと言う感覚じゃなかったんじゃないかな。
何も声を掛けて来なかった事を考えると多分、自然な入れ替わりを狙ったんだと思う。

それにしてはフライング過ぎる気はするけど。
もし、私がまだ食べている時に注文した食事がテーブルに運ばれて来たならどう対応したのだろうか?

 

「いやぁ思いのほかスムーズに注文できちゃったから、食べ終えた後に食事が来ると思ったんだけどねぇ~。なんだか急かしちゃってごめんなさいねぇ~。」

 

なんて大阪によくいるおばちゃんのように声を掛けてくれるならまだ救われる。
この気まずさからは一気に開放されるだろう。

でもそんな事を言うようなおばちゃんではなさそうだ。

相手がどのようなつもりだったのかは分からない。
でも私の中ではテーブルを無言でハイジャックされた感じが否めない。

こんな場合、積極的に気まずさを解消しようと試みる訳だけど、この時はばかりは
私から能動的にどう配慮すべきだったのか。

 

多少しこりの残る、ちょっと気になる体験談でした。