暮らしの顛末(くまくまコアラ)

50代サラリーマン、趣味は1人旅、バイクツーリング、写真撮影、温泉、銭湯巡り。 古い町並みが好きで歴史を感じる関西の各所をブログで紹介しています Canon EOS RとRICOH GR IIIを愛用して観光地巡りやら旅行、アウトドアで風景写真やらを撮っているミニマリストのブログ。 愛車は1号機DAHONのRoute。2号機Kawasaki Versys-X250。3号機TOYOTA のプリウス

大阪のディープスポット、昭和価格を貫く通天閣のうどん屋「三吉うどん」

大阪

天下の台所。
そしてくいだおれの街とも言われた大阪。

今では全国チェーン店などが多く、主要な都市や観光地などでは昔ながらの大阪の食文化は年々影を潜めつつある。

「京の持ち味、難波の食い味」と言われ、独自の食文化を持っていた大阪。
公家文化の強い京都では旬の食材の旨味を活かす、非常にお上品な食文化であるのに対し、大阪では食って旨い食い味文化。

また、「捨てずの精神」があり、どんな部位でも出汁が出るものは捨てずに出汁を取るという出汁文化でもある。

という事で、大阪生まれ、大阪育ちの私としてはうどんといえば昆布出汁。

やはりうどんは昆布出汁に限る。
とはいえ、最近ではこの昆布出汁のうどんが食べれるお店も減ったと感じる。

大阪の大衆的な食文化も時代とともに移り変わっている。
ここ、新世界も5年のうちのその街並みは一変。

大人数を収容できる大型店が軒を連ねる観光地として連日観光客が訪れる場所となった。

 

そんな新世界のシンボルである通天閣の真下に庶民的な立ち食いうどん・そば屋がある。

 

うどん・そば百七十円という看板が目を引く立ち食いうどん・そば屋「三吉うどん」である。旨い、安いで大阪人の胃袋を満たしている昭和的な風情を残すお店。

場所は通天閣の真下という、今や観光客がひしめく場所でありながら、下町のような佇まいのお店。

 

ここは昔ながらの新世界の情景が残っている場所でもある。
観光客はここがお店とは思わないのだろうか。
お店に入る人は大阪人ばかりなのである。

 

さて、注文したのはいつものきつねうどん(220円)とおにぎり(小)100円。
これで320円という安さ。

関西風の昆布出汁が体に染み渡る。
朝ごはんに丁度いいのである。


もちろん出汁は全部飲む。
それが関西風である。

 

ってことで、新世界に行ったらぜひ、三吉うどん。
寄ってみてください。

ではでは。